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2024.02.22
太子忌
今日は2月22日、聖徳太子(574ー622)がお亡くなりになった太子忌(たいしき)です。
聖徳太子とは、
用明天皇の第2皇子で、母は穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后、名号は厩戸皇子(うまやどのみこ)(または厩戸豊聡耳(うまやどのとよとみみ)皇子,上宮太子(うえのみやのみこ))です。
聖王(ひじりのきみ)・法王(のりのきみ)・法大王・法王大王など仏教興隆の徳を称える漢語の称号もあります。
聖徳太子は亡くなった後に与えられℛ諡号(しごう)です。叔母に当たる推古天皇(554-628)は即位の翌593年(推古1)に太子を皇太子につけて摂政とし,蘇我馬子(?-626)と共に政治に当られました。
名高い「和」を説いた『憲法十七条』や『仏法興隆の詔』、『冠位十二階』を定め内政改革をし、遣隋使派遣をして隋との対等交流を計るなど大きな構成があります。
1400年も前のお方ですが、聖徳太子の教えは色あせず一層重みを増してきています。
明治維新以降欧米至上主義が導入されて、日本人の精神・信仰が破壊され尽くされそうな今こそ、大切にしなければなりません。