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2024.01.24
天龍寺 布教師新人研修 2
本日は布教師研修の二日目でした。
六時から参加者皆さんと朝の読経を勤め、粥座(朝食)の後
研修会です。
二日目は、布教師として全国へ巡教に廻る際の注意点を丁寧に教えて頂きました。
布教師は、大本山老大師猊下の代わりとして各地に赴き布教をするという役目も御座います。
それ故、「宣旨(せんじ)」という管長猊下の御言葉が認められた巻物をお預かりして法話の始めに代読する役目があります。
その「宣旨」の扱い方など、全く知らなかった作法など教わりました。
福厳寺では施餓鬼法要を長く行えておらず、布教師さんに来ていただき説法を聞くという機会がありません。
そのために、恥ずかしながら布教師の作法など見たこともなかったのでした。
関東寺院以上に関西では、布教師が巡教に廻り説法を行う機会が多いようです。
しっかりと、布教師としての作法は元より、実力も付けなければならないと身に沁みました。
京都は午後から、小雪舞う寒い一日でした。
今日中に足利へ戻らなくてはならないので、研修会が終った午後三時に、後の反省会は欠席して新幹線に飛び乗りました。
雪が降ると東海道新幹線はよく米原(滋賀県)付近で止まってします。本日はなんとか、雪で止まらず東京へ着き足利に帰ることが出来ました。
足利に就くと、静けさ(町の淋しさ?)にホッとします。
この町から、足利尊氏につながる足利氏が誕生し天龍寺創建へと到ったと思うと誇りにも思います。
充実した二日間でした。