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2024.12.08
成道会 坐禅会 1
本日はお釈迦様がお悟りを開かれた日、成道会(じょうどうえ)です。
折よく、早朝坐禅会の日でした。
六名のご参加の皆様と、6時半から朝陽差し込む本堂で坐禅をして心静かにひと時を過ごしました。
お釈迦様は29歳の時に家族、地位、名誉など全て捨てて出家し、苦行を重ねます。
そうして、出た結論は”苦行をしても悟りは得られない”。
苦行を中断した時に、お釈迦様はひどく衰弱しており、この結論を出されるきっかけとなったのが、
村の娘・スジャータが供養した乳粥(現地では「ライスキール」とも)でした。
この村はこの故事に因んで、「スジャータ村」として名を残しています。
坐禅会でも、初めての試みとして「乳粥」をお出ししました。
出来る限り、ナッツやカルダモンやシナモンも取り入れながら、現地のレシピに則して作ってみました。
思いの外、好評でした。
昨今は「四毒(砂糖・小麦粉・植物油脂・乳製品)」抜きが健康にいいと言われますが、
アーユルヴェーダでは摂り方さえ気を付ければ、滋養になると言われているそうです。
※➀冷たい温度で摂らない。②甘味のものと一緒に摂るのは良いが、辛味・酸味・塩味の食物とは摂らない。③特に魚と一緒に摂ってはならない。
現代でも、気持ち一つで身体を芯から浄化できて力の源にもなるでしょう。
今回は皆さんの意見も聞くことが出来て、とても楽しい成道会でした
また、機会を設けて坐禅後の会食、茶話会もしてみたいと思いました。