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2022.03.27
3月坐禅会 3
本日は今月3回目の早朝坐禅会でした。
もう5時半には陽が昇ります、坐禅会開始の6時には明るい本堂の中で始まりの読経(般若心経・本尊回向・白隠禅師坐禅和讃)を唱えます。
今日は3名の参加者が相集いました。
内お一人は、初参加の方でしたが市内の臨済宗寺院で坐禅会に参加されていたそうです。
福厳寺の坐禅会では、約20分の坐禅を3炷(1炷=お線香一本分と数える)行い、その毎回の坐禅で警策(木の棒)を持って巡回致します。
初参加のお方は、以前参加されていた坐禅会では警策を受ける機会がなかったようですが、今回の坐禅会では警策を受けておられました(自己申告制ー受けたいに受けてもらいます)。
警策とは、<警覚策励(けいかくさくれい)>の意で、修行者の精進を励ますことです。または、坐禅のとき眠りをさまし、怠りを励ますために打つ、手元は丸く先になるほど平たい樫の棒をいいます。
坐禅止静中、小鳥のさえずりと爽やかな風が吹く中、ビッシっと警策の音が響き渡ります。坐禅は「己事究明」、自分を見落とさないように集中力を高め禅定に入ります。