2022.12.25

坐禅会　四

本日は今年最後の坐禅会でした。

早朝6時から、3名の方がお集まりくださり静かに体と呼吸と心を調える坐禅に集中して頂きました。

お一人の方は、初めて参加されたお若い方でした。

坐禅は人生初めての体験であったそうですが、真っ暗で寒いなか早くからお寺にお越しになられ真剣な眼差しで説明をお聞きくださり、読経・坐禅と素晴らしい姿勢で取り組んでおられました。

約一時間三十分の坐禅会が全て終わりお帰りになられる際に、

「とても厳しかったです」と仰っておられました。

非日常の体験で、厳しいものであったかもしれませんが、何かまた禅を求める気持ちになられたらご参加頂きたいです。

建長寺開山大覚禅師は

「坐禅は大安楽の法門なり」と『坐禅論』でお説きになられておられます。

はじめは坐禅は足が痛く、大安楽を味わえるには、少々の時間が必要です。

しかし坐禅に慣れてくると、良い呼吸になり清々しく、良い息抜きにもなります。

大安楽を体感できる時間を、坐禅会でも提供していきたいです。