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2024.01.13
徳正寺 まゆ玉市
本日は、浄土宗徳正寺で1月13日恒例「まゆ玉市」が開催されました。
まゆ玉市は、約270年の歴史があり、当初は織物に欠かせない蚕の成長を願う養蚕農家の行事でした。その後、繊維のまちとして栄えた市周辺で、木枝に繭の形の米団子を付けたまゆ玉が縁起物として売られるようになったと言われています。近年では「織物・家業が繁盛しますように」と商売繁盛・家内安全を願い、大勢の人で賑わいます。境内には鯛や招き猫の飾りをつけた色鮮やかなまゆ玉や、縁起物のダルマの露店並び、多くの参詣者が買い求めます。
(徳正寺ホームページより)
また、
虚空蔵菩薩を祀る徳正寺のこのお祭りは、1739年に虚空蔵堂を修復しその時から始まったと伝えられています。
昔は、「蚕や繭が無事に育ちますように」と養蚕家のための行事でしたが、織物が盛んになってきた頃からは「織物・家業がますます繁栄しますように」と商売繁盛を願い、参道では「まゆ玉」が売られ、毎年大勢の人でにぎわいます。虚空蔵は、丑・寅年の守り本尊です。
徳正寺は、福厳寺閑栖(前住職)の実家ですので毎回お手伝いに行き、虚空蔵堂で御祈祷供養を致します。
今回は、小衲が朝からお堂に登り、御祈祷法要の手伝いをいたしました。
午前中は天気も良く、土曜日でしたので多くのご参拝者がお越し下さりました。
みなさん、お札をお求めになりますが、特別御祈祷をなさる方はお堂に上がられ御祈祷を受けて頂きます。
年に一度、虚空蔵堂がご開帳されて虚空蔵様の御前で御祈願を受けられます。
非常に霊験あらたかな仏様ですので、御祈願する方もとても有難い心地で御祈願いたしました。
徳正寺の虚空蔵菩薩は行基菩薩自作のお像とされております。
天平三年(731)、行基上人が、夢まくらに現れた山王権現のお告げにより、大和国(今の奈良県)から霊地をたずねて、はるばる足利の地を訪れた時、山の中腹(現在の行基平)に草庵をつくり、虚空蔵菩薩をまつったのが、徳正寺の始まりであると伝えられています。
行基菩薩が御開山、1300年もの歴史が有るとは
凄い由来です。