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2024.07.15
足利 南無の会 於徳蔵寺
本日午後7時30分から8時30分頃まで
天台宗の徳蔵寺様(通称ピンポン寺)で毎月15日開催「南無の会」があり、講師としてお招きいただきました。
去年に引き続き2回目でした。
昨年は「建長寺梶原施餓鬼会」について話し、
今年は「7月15日=正式なお盆の日」について話しました。
お盆は日本の国民的行事ですが、本来7月15日に90日の修行期間を終えた修行僧が自らの修行を反省する「自恣(じし)の日」が大きな切っ掛けとなっています。
お釈迦様のお弟子の一人である目連尊者が亡きお母様を餓鬼道から救うため、お釈迦様の助言により7月15日「自恣(じし)の日」に僧侶に布施をすることによって、その大きな功徳が餓鬼道で苦しむ母親やそのほかの餓鬼たちをも救ったという話が記されている「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」の説明をしました。
この話が、日本にも伝来して、日本独特のお盆行事、先祖供養となり大切にされています。
自分の出来る範囲で、与えていく布施行の貴さ、めぐり巡る大きな功徳、
この時期に、お盆の本当の由来も考えて、心を深めて実践していきたいと思います。