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2021.12.08
成道会
本日12月8日は釈尊(ゴータマ・シッダッタ)が坐禅をしてお悟りを開かれ、仏陀(目覚めた人)となられた記念すべき日です。
多くの仏教寺院では「成道会」(じょうどうえ)と呼び、釈尊が悟りを開かれたことを祝います。
福厳寺でも早朝6時から本堂で住職・副住職が成道会諷経・成道会回向を致しました。
釈尊がこの世の真実を悟られて、悟りで得た法(教え)を数多の仏弟子たちにより脈々と伝えられたからこそ、今の私たちがおります。
なんと有難いことでしょうか。どれほどの人々が救われたか、心の支えとしているか・・・
釈尊の偉業を讃えずにはいれらません。
本堂上間の床の間は、この成道会にちなんで福厳寺所蔵の「釈迦出山図」を掛けます。お釈迦様がお悟りを開かれ、山から下りてきた様子が描かれております。
後光が差し、非常に尊いお姿で描かれ、その表情は実に穏やかな清々しいお顔をしておられます。
また、この12月8日は足利大学付属高等学校でも全校生徒と共に、成道会が行われました。
足利大学や関連校である、足利短期大学、足利短大付属高等学校でも、日にちをずらして成道会を行います。
足利仏教和合会の和尚様もご参列頂き、生徒会の生徒たちが支度、献灯献花を行い、全校生徒と共に「聖典」読誦をします。
毎回、和合会の中で担当の和尚様が20分ほどのご法話をしてくださり、記念法要は終わります。
ご法話でもお話しくださったように、生徒たちにも、釈尊の悟りを学び、全ての存在は和合して生かしあっている事実を知り、儚くも尊い人生を感謝の思いで一生懸命に生き切ってほしいと願います。