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2023.02.01
寒肥
今年は大寒をすぎてから寒さが厳しくなりましたが、立春も近づいて朝晩若干暖かくなったかなと思おえる日が続いています。
この時期に、境内の牡丹と紫陽花に寒肥を施します。
牡丹は副住職が建長寺修行道場時代にお世話になった方から、150株寄贈して頂いたものです。
春になると大輪の花を咲かせてくれますが、その為には肥料も必要です。
年に2回、「よく寒さを耐えた、春に花をさかせてね」と思いを込めて寒肥をして、「綺麗に咲いてくれて有難う」との御礼をこめてお礼肥をしております。
牡丹を植えてから、もう10年近く経ちました。
仏教の根本教義は「因縁生起」です。原因(因)と条件(縁)があり生起(果)があります。
タネを蒔く(苗を植える)が(因)となり、肥料や水やりをする(縁)ことで、開花する(果)道理です。
人生も、行いにより良い原因をつくり、たくさんの縁をつなげ、有難いな・良かったなと思える結果を迎えることを教えます。
今年も開花が楽しみです。