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2023.12.03
12月 坐禅会 1
本日は12月最初の坐禅会でした。
早朝6時30分から、5名の方がご参加下さりました。
一気に寒くなり、境内には霜が降りておりました。
坐禅会開始前にはストーブと暖房を入れておりますが、坐禅中はoffにします。
本堂内は寒くなってきますが、身心は引き締まってきます。
身を正し、呼吸に深く集中してくると、元気の源「丹田(お臍の下)」に気が入り、全身に生気が行きわたります。
不思議と、坐禅中には自分の発する暖かさを味わえます。外の寒さと、内の温かさ、その境界があり、更には、その境界もなくなり、世界・自然と自分と一つであるという「三昧」になります。
今は、修行道場(僧堂)では「臘八(ろうはつ)大摂心」です。横になって眠ることなく、一日から八日鶏鳴(午前2時頃)まで坐禅三昧の最も過酷で重要な修行期間です。
釈尊の悟りに、一歩でも近づけるよう、必死の精進をします。
坐禅会の時間は、僅かかもしれませんが、その精進している時間はとても尊いものです。