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2024.02.05
降雪(好雪片片別処に落ちず)
本日はとても寒い一日でした。
午前中高校の授業へ行いましたが、生徒たちは外の様子が気になるよう。
雪が降って学校が早退できることを願っているようです。
禅語に
「好雪片片別処に落ちず」
という言葉が有ります。
好雪とはみごとな雪のこと。そのひとひらひとひらも、別の所に落ちていない。
落ちるべき處に落ちて別處に落ちず。
落ちる降雪も、落ちることに徹して落ちているのです。
本当でしたら、私たちも、今の自分に徹して生きなければなりません。
雪が降るか降らないか、学校が終るか終わらないか、そんなことを考えて、曇り空を眺めて授業時間が過ぎてしまったようでした。
私の授業の次の時間に、彼らは望み通りに帰れたのでした。
帰り道は、しっかり今に徹して足下を見失わずに「好雪」の下に帰ってほしいです。