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2023.02.26
2月 坐禅会 弐
本日は2月2回目の坐禅会でした。
早朝6時からお一人、途中からお一人参加下さり、小衲含め3人でじっくり一時間半坐禅を組み、自己と向き合う時間でありました。
まだ寺宝の涅槃図(ねはんず)を公開中ですので、お釈迦様の貴い姿が描かれている涅槃図とともに坐っていただきました。
2月15日がお釈迦様の亡くなられた日(入滅)・涅槃会(ねはんえ)です。
お釈迦さまは、お亡くなりになる直前まで人々を救うべく説法をされておられました。
「遺教経(ゆいきょうぎょう)」というお釈迦様が説き残した教えがあります。
この経文の中心的教誡が「八大人覚」(はちだいにんがく)、つまり大人が覚知すべき八種の法門の教えです。
「少欲」
「知足」
「寂静(じゃくじょう=心の静まった状態)」
「精進」
「不妄念」
「禅定(ぜんじょう=心身ともに動揺することがなくなり,安定した状態)」
「修智慧(しゅうちえ=智慧を修める)」
「不戯論(ふけろん=無意味な議論はしない)」
の8つです。
これを釈尊最後の説法で述べられたとされています。
当然、坐禅の行と両輪の教えであり、心に刻み、大切に行っていくべき教誨です。