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元旦
修正会(しゅしょうえ)…福厳寺の寺宝である約三百五十年伝わる大般若経(だいはんにゃきょう)六百巻を元旦から三日まで、早朝に転読(てんどく)して国家泰安・万民平安を祈願いたします。二日の午後二時から檀信徒・一般参詣の皆様と共に大般若祈願会を致します。
年頭のお参りと共にご参加ください。
春彼岸会(ひがんえ)…春彼岸とは春分の日を中日とし前後三日を合わせた七日間のことで、この期間に墓参などの先祖供養を致します。仏教では、ご先祖様・仏様のいる悟りの世界を彼岸(あちらがわ)といい、反対に私たちのいる迷いや煩悩の世界を此岸(しがん・こちらがわ)といいます。そして彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、春分・秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈む日であるので、昼と夜の長さが同じとなり、彼岸と此岸が最も通じやすくなると考え、この日を特別な先祖供養の日とするようになりました。
また中日の春分の日は祝日法で「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」であることを趣旨としています。今日無事に生きていられることを、大いなる自然・尊いご先祖に感謝し、自らも修養していく仏教週間です。
24日
大本山建長寺 開山忌(鎌倉)…建長寺開山 蘭渓道隆禅師(大覚禅師)のご命日。
13日~16日
お盆…十三日の迎え盆では家族親族でお墓参りをし、家のお仏壇に供物を供えて迎え火を焚きご先祖様を招き迎え、共に過ごし十六日の送り盆で送り火を焚きご先祖様を送り出します。
お盆の行事は日本人が古くから受け継いできた、ご先祖様に対して深く感謝しつつ生活をする良い伝統あり、大切な行事です。
17日
灯籠流し…ご先祖様や今は亡き人たちをお迎えしてご供養をしたお盆の行事も、「灯籠流し」をもって一段落となります。
福厳寺を含む市内十七カ寺からなる足利仏教和合会主催の「灯籠流し」は十七日の夕暮れから渡良瀬川の岸辺で営まれる、昭和二十五年から続く足利の伝統行事となっています。
“いのちの流れ”を振り返り、感謝の心を添えて御霊をお送り致しましょう。
灯籠代金
当日、現地での販売は、一台千二百円、お寺での前売りは、一台千円です。是非多くの皆様のご参加をお勧めいたします。
塔婆供養…塔婆とは、本来お釈迦様の遺骨を納める仏塔を意味します。この仏塔が五輪塔や多宝塔へと変化して現在では板塔婆になっているのです。つまり塔婆を供養するとは仏塔・五輪塔を建てることであり、ご先祖様や故人様に対する「成仏を願う気持ち」「感謝の念」を表し、廻り回って自らも功徳を積むものです。
春秋の彼岸やお盆の時期に個人・家族での塔婆供養を受け付けております。
秋彼岸会…彼岸花の咲く頃、秋分の日を中日としてその前後の三日を合わせた七日間を秋彼岸といいます。お彼岸は中国など他の仏教国にはない日本独自の行事です。日本では、古来の神道行事をする一方、仏教の教えも受け入れてきました。お彼岸は太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。
春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝の祈りがご先祖様に感謝する気持ちにも結び付いているのです。
秋分の日は「先祖をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」と定められています。お墓参りをして自らの行いを正し、感謝の気持ちを以てご先祖様や亡くなった人々が生きることの出来なかった今を精進して生きましょう。
8日
成道会(じょうどうえ)…お釈迦様がお悟りを開かれた日。
お釈迦様がお悟りを開いて、仏陀(ぶっだ…お悟りを開いた人の意味)になられました。
仏陀の教え、仏教の始まりです。今から約2550年前のことです。