4月8日は「花まつり」お釈迦様がお生まれになった日です。仏生会（ぶっしょうえ）、灌仏会（かんぶつえ）、降誕会（ごうたんえ）とも言われ、聖徳太子在世の頃から行われてきました。

　福厳寺では花御堂（はなみどう）におまつりした誕生仏に、美しいお花をお供えして、甘茶（あまちゃ）を灌（そそ）いで、お釈迦様のお誕生をお祝いします。
　これはお釈迦様のお誕生をお祝いして、竜王が天から甘露（かんろ）の水を灌いだという故事にならって、我が国では推古14年（606年）以来、花御堂の誕生仏に甘茶を灌いでお祝いするようになりました。
　お参りの方も自由に甘茶をいただくことができますので、その甘茶を飲んで今ここに尊い生命をいただいて生きていることに感謝して、これからの健康を願います。

　当日は午前10時より本堂前に花御堂を安置しており、午後2時からは法要と法話を行われます。
また、年に一度この日だけ、800年守られてきた安産・子育ての仏像「秘仏子安観音像」を御開帳いたします。